以前海外から纏めて買ったジャンク基板の一つにあったプーヤンのコピー、起動したら表記がプータンだった事までは良かったのですが、通電していたらサウンドボード部分のダイオードから煙が出てしまいました。このままではプータンがチャーシューになってしまうという事で該当部品の交換とそれに伴う修理を行いました。
まず燃えたダイオードの近くを見ましたら該当箇所に10DIとプリントされていた為、同等品との交換でその後通電していても問題は見られません。
ただまだ問題があり、どうにも出ている効果音が小さくなっていました。テスターで色々と見てみますと、発火したダイオード近くの抵抗で正しい数値を出していませんでした。
こちらが正しく動作している抵抗の場合です。(表示は1.8KΩですが許容範囲内です)
抵抗を交換した所(1.2Kの抵抗がなかったので1Kの物を取り付けました)、音量が小さかったドラムの音やママやオオカミが落ちる音などの音量が大きくなりました。恐らくですがダイオードがショートした時の巻き添えになった物と思われます。
ただまだ問題があり、全体的な音量が非常に小さく出力されています。アンプを内蔵したスピーカーを外付している時には気付きませんでしたがNEWアストロシティやブラストシティで動作を確認した際、明らかに他の基板に比べると音量が小さいです。
そこで基板の裏面を見てみますとGNDに100Ωの抵抗が取り付けられていたので取り外し、GNDをジャンパで飛ばしてみました。(写真は取り外した物です)
すると大音量でアトラクトサウンドのドラムが聞こえましたので、このGNDに噛まされていた抵抗が原因である事が分かりました。とりあえずで配線していたジャンパを綺麗に配線しなおして修理完了です。前所有者があまりの音量にこういった処理をしたのかなとも考えてしまいます。
一時的な修理でなく今後も遊びたいタイトルですので、足が酸化して黒ずんでいたPSG2個とROM2個のヤスリがけをしました。これで当分の間はプーヤン(プータン)で楽しめます。