以前BEEPアーケードのブログにてペンゴの配線を纏めてみましたが、どうしてもブログという事で情報が埋もれてしまいがちなのと、その後もう1種類の配線が見つかりましたので今回は纏めてご紹介します。お手元のペンゴのコピー基板の配線図が解らない場合、何かの参考にしていただければと思います。
ペンゴは1982年にセガから発売された1画面系アクションパズルゲームであり、非常に高いゲーム性とペンゴの可愛らしい姿からたちまち大ヒット。その結果色々な種類のコピー基板が発売されました。その中には名前はペンゴだがセガのロゴを消した物や、ペント、ペンタなど名前を変えている物もあり、当時のペンゴ人気を物語ります。
まずこちらが純正基板の配線図です。コピー元だけあり、この配線で設計されているコピー基板も多数あります。(私のペンゴCもそうでした。)JAMMA変換ハーネスを作る際は、SPEAKERをSP+に、SP-にGNDを配線しましょう。
こちらがコピー基板(44pin仕様)の配線図です。
上の純正基板の配線図と見比べてみますと電源ラインや映像出力、基本的な入力など殆ど同じですが、+5Vのラインが減り、+12Vのラインが増えています。後はショットボタンの位置が異なっておりますので、お手元のペンゴCのショットが反応しないといった場合はこちらの配線の可能性を疑ってみるのも一つです。
そしてこちらがコピー基板(36pin仕様)の配線図です。
(配線図の横に -CLAL- と表記されていました。あのクラッシュローラーのメーカーはKURALです)
ショットボタンは抵抗をジャンパさせた所から直接取る様に見えますので、恐らくですがパックマン系コピー基板の改造物だと思われます。ただこちらは配線図のみでの入手であり、実物の基板を見ていない以上どこの抵抗なのかとかそういった物はこちらではサポート出来兼ねますのでご了承下さい。